幼児期:満1歳から小学校入学まで
幼児期は体格の発育がめざましい時期です。
この年代は特にスポーツクラブに通う子供が
増えています。運動すればそれだけ必要な
エネルギー量は増えますが、消化や咀嚼能力
がまだ未熟なので量を増やしても消化できま
せん。幼児期の1日の必要栄養素は
体の大きさの割にはかなり多く、1日3回の
食事でとるのは無理があります。
そこで必要なのは間食です。間食=おやつ
ではなく、間食=補食としてとらえて、
3食では不足する栄養素をとれるような間食
をとらせて下さい。
具体的には、乳製品(牛乳、ヨーグルト)、
果物、いも類、菓子(クッキーほか)などです。
しかし、無計画な間食はエネルギーのとり過ぎ
となり、体脂肪の増加につながります。
幼児期の肥満は、成人期の肥満に繋がりやすいので
必要なタイミングで過不足なく間食をとらせること
が大事です。(我が家は煮干しを食べさせています。)
この時期の食習慣が、成人になってからも基礎と
なります。朝食をとらないなどの欠食では強い
体を作ることはできません。適切な間食や欠食しない
などの食習慣の基礎づくりをさせることが重要です。
適切なエネルギー量の目安
男の子:1歳~2歳 950Kcal
3歳~5歳 1,300Kcal
女の子:1歳~2歳 900Kcal
3歳~5歳 1,250Kcal