バットを振る。ボールを投げる。ボールを蹴る。
その動作を行う時にどこを意識して力を使って
いるか?と質問するとまず応えられるスポーツ
少年はいません。
小さい頃から無意識のうちに動作をカラダに染み
こませている為、力の入れ方は感覚的なもの
で言葉にすることは子ども達にとっても難しい、
というよりは、考える事さえ困難。
これは自然と身につくものではなく、指導を受け
ないと体現できないことです。
バットを振る時には
「骨盤をボールにぶつけるイメージで振る
と下半身がうまく使えるよ!!」
と指導するとなんとなく理解してくれます。
ボールを投げる時は
「腕、肩に力は入れず骨盤を水平に移動し、脇腹
を相手へめがけぶつける感じ」
ボールを蹴る時には
「足に力を入れるのではなく、骨盤を右から
左に捻る意識。(左利きの場合は反対)」
このような指導をします。今までサッカーや
野球を何百時間行ってきたと思いますが、こ
のようなカラダの使い方の指導はおそらく
ゼロか数分程度だと思います。
感覚的にスポーツを行うと成長はある一定の
所で止まります。カラダのどこで力を伝え
ているのか?だからこの部位をトレーニング
して、より筋肉が動くように(可動域を広げる)
体幹トレーニングを行うんだよと指摘します。
ただ、トレーニングを黙々とこなすのでは効果
は限定的です。今伸び悩んでいる子がいたら
それはきっと自分の感覚的動作が限界に来て
いると思います。現に、秀岳館で甲子園4度も
出場した4番バッターの子も技術的な事で伸び
悩んでおりましたが、「それは技術ではなく
カラダの使い方が悪いからだよ。体幹を鍛え
あげることで上半身と下半身の連動性が生まれる」
との言葉だけで、水を得た魚のように生き生き
とし、結果もみるみる良くなっていきました。
小学生から行えば更に言うこと無し!!
です(^^)
「良き習慣は才能を超える」