行動経済学というマクロ経済、ミクロ経済
とは違い、新しい分野の経済学があり
その中にプロスペクト理論というものが
ある。プロスペクトは日本語で見込み。
その見込みの理論の中でも損失回避性
があります。
人間は損失を回避しがちな生き物。
いわゆる合理性を求めてしまうもの。
しかし、回避し過ぎも良くないという
のがこの理論になります。
例えば、毎月30万円の給料をもらって
いる方がいるとします。
その方に、サイコロを振って1が出たら
200万支給します。しかし、1以外は
その月はゼロになるシステムを導入し
ますといえばどう答えるだろう?
皆様ならどちらを選びますか?
①毎月30万円を貰う
②サイコロで1が出たら200万
それ以外ゼロ
この調査は実際に行われた話で、
85%の人が①毎月30万円を貰うと
回答したそうです。
でも、実際にこの理論を分析すると
毎月30万×12ヶ月=360万円
200万×サイコロ1/6×12ヶ月=400万円
1ヶ月あたり33,000円得をするという
計算になる。
(実際、社会保険料には上限があるので
さらに特になります。)
しかし、人は得をする選択より損をして
しまうかもしれないという可能性に重きを
置いてしまいます。
友人に食事代5000円おごる事は良くても
スーパーで500円割引きクーポン券
を期限内で使い損ねる事にすごく後悔する。
5000円は良くて、500円は後悔。
自らの選択してきた裏側を再度分析
することで、行動や思考が変わってくる
かもしれません(^^)