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土曜日夕方からは濃厚なトレーニング時間を設けて
おります。このメニューは動きの中で体幹部分を安定させ
ウォーターバッグを交互に投げ合うというものです。
チューブを使い、股関節にストレッチをかけながら、
重心を落として姿勢をキープします。
左側は中学3年生、右側は大学2年生。
共に野球部でピッチャーという共通点。
左側の子は重心を低くすることで、背中部分が丸まって
いる状態(猫背)です。これは、投球動作でも同じ事
がいえるので、彼のピッチングを見た事がございません
がおそらく、猫背投球をしていると想定出来ます。
猫背になると、何がダメなのか?
皆さん試して見て下さい。
まず直立した姿勢で後ろを振り返って下さい。
次は、頭を下に落として猫背の状態にしたまま、
後ろを振り返って下さい。
わかりましたか?
そもそも人間の胸椎の角度は30°~35°あるので
胸椎が開いている状態(直立姿勢)だと可動域が
出ると思います。
しかし、猫背になると、胸椎がロックされるので、
可動域が出ません。そうなると、腰椎の部分に頼る
ことになりますが、腰椎の可動域は5°~15°です。
猫背でさらに可動域を出そうとすると次は腰を反る
動作に入ります。これは腰椎が圧迫して腰痛などの
原因になります。
直立したままの姿勢で回旋動作を行なうと、より
強いパワーが生じます。しかし、猫背になると
中心部分の可動域が使えなくなるのでパフォーマンス
は落ちる+ケガに繋がるという結果になります。
その為にはやはり体幹が重要です。
しかし、体幹だけではなく、この動画のように
動きの中で筋肉の連動性が生み出せる状態に仕上げて
いかないと体幹トレーニングだけでは不十分と
言うことです。
強豪といわれる高校や大学でも間違ったトレーニング
指導が日本中で行なわれております。
メンタルトレーニングと称して、ケガを誘発させ
かねない体罰的なトレーニングです。
とはいえ、経験値だけで指導してきたプライドだけは
高いという指導者も多い。その方に助言した所で、
「あいつは何もわかっていない!!」
の一点張りでしょう。学生スポーツの現場はよく
出向いておりますので理解しております。
もちろん、指導者とお話しする時は私も指導者の
意見を尊重します(笑)
しかし、JPCスポーツ教室に通う子には正しい
体の知識とトレーニング知識を身につけて、何が
正しくて何がダメなのか自分で判断できる子に
なって欲しいと思います。
もちろん我々もたくさん学び続けます。
その事を分かりやすく子供達に提供し続けて
参りたいと思います。